春は自律神経の乱れに要注意しましょう
皆さんこんにちは!吹田市にある自律神経症状専門の出張整体院「出張整体イマケン」の上村です!
今日もあなたが悩むあらゆる症状を長引かせている「自律神経の乱れ」を引き起こす原因について解説していきます。
自律神経の乱れが改善されれば、自己治癒力が高まり、長引く腰痛や肩こり、頭痛などの症状も同時に改善されやすくなるので、最後までしっかりご覧くださいね。
今日は春に起きやすい自律神経の乱れについて紹介します。自律神経の乱れと言っても、春と秋では全然違ったりします。また、この時期は気温の変化や、環境の変化、人間関係の変化もあり、自律神経の乱れを助長してしまいます。
その乱れについてしっかり理解して、これからの時期の対策を立てていきましょう。
目次
- ○ 自律神経とは?
- ・自律神経とは自分の規律に従うもの
- ・交感神経と副交感神経
- ○ なぜ春に自律神経が乱れるのか?
- ・気温差
- ・環境の変化
- ・人間関係
- ○ 自律神経をどこでも手軽に整える方法とは?
- ・「呼吸」だけがどこでも手軽に自律神経を整えられる
- ・心を沈める呼吸法
- ○ 自律神経を上手くコントロールしましょう
自律神経とは?
ここではまず自律神経とはなんなのか?そしてそれが乱れるとはどういうことなのか解説します。私たちの身体にとって最も重要で、病気の予防、自己治癒力、ホルモンバランス、腸内環境、思考や性格までに関わる「自律神経」は一体どういうものなのかを詳しく解説していきます。
自律神経とは自分の規律に従うもの
自律神経とは、内臓や血管、内分泌、意識や思考などの生命維持に直接関わっており、その名の通り自立して働きます。
自律とは周りからの影響なく自分の意思で自分の規律に従い行動することを言います。この「自分の規律」とは、「内臓自身の規律」であり、基本的には私たちの考えとは無関係になっています。
例えば心臓が私たちの「考え」で動くものだとしたら、私たちは夜眠ることができませんよね。夜寝ている間にも、私たちの「考え」と関係なく動いてくれるおかげで、私たちは安心して眠ることができます。
交感神経と副交感神経
自律神経は交感神経(活動時・ストレス環境で働く)と副交感神経(休息時・リラックスしている時に働く)で構成されており、その両者は常にどちらかの機能を優先させながらバランスをとっています。
例えば人と会うときなど、心身が緊張し、ストレスがかかるような場面なら、交感神経を優位にさせてやる気や気力を高めたり、入浴時などのリラックスする場面なら、副交感神経を優位にして身体を癒し、気持ちを沈めます。
このどちらかが働く場面では、どちらかが全く働かないという訳ではなく、両方ともしっかり働いていて、場面場面でどちらかをすぐに優位にできるというのが、「自律神経が整っている状態」と言えます。
最も良くないのは、両者とも働いていない状態であり、免疫力に関わる白血球の活動も低下していると言えます。(交感神経は白血球の中でも顆粒球の活動に関わり、副交感神経はリンパ球の活動に関わりがあります。)
例えばストレスのかかることが多く、交感神経ばかりを興奮させていると、副交感神経に切り替えることが難しくなり、身体が休まらないという事態になってしまいます。
なぜ春に自律神経が乱れるのか?
なぜこの時期に自律神経の乱れが起きやすいのでしょうか?少し暖かくなり、むしろ体調は良くなりそうですが、意外と腰痛や肩こり、頭痛をはじめとして様々な症状を訴える人が多くなります。
こう言った表面上の症状は、自律神経の乱れを発端にして起きています。ここではなぜ春に、自律神経の乱れが起きやすいのか、詳しく解説していきます。
気温差
まずこの時期の特徴として、「気温差」があります。三寒四温と呼ばれる、この時期独特な気温変化は、私たちが思っている以上に身体をびっくりさせています。
人間の身体には「恒常性」が働くので、体温が変化することはありません。しかしこの「気温差」が、前日と5度以上違うとなるとどうでしょう。
私たちの身体はその5度を埋めるために、身体を温めたり、冷ましたりしなければなりませんよね。その際に体温の調整を行なっているのが「自律神経」なのです。
環境の変化
春は卒業や入学、入社や退職、転出など、生活環境がガラッと変わる時期と言えます。自分自身にそういった変化がなくても、周りの人はそういう状況になっていることがあるかもしれません。
自律神経の状態は周りの人に伝播していくものなので、そういった雰囲気や環境は結果的にあなたにも影響を与えます。
また例えば今、全くそういった人が周りにいなかったとしても、あなた自身の過去の経験や、テレビの影響などでも自分に影響を及ぼすことがあります。
つまり、人間らしい生活をしている、これまでにしてきたあなたなら、他からの影響から始まる自律神経の乱れは避けられないのかもしれません。
人間関係
これはこの時期だからという訳ではありませんが、対人関係とは長期的に見たら常に自律神経の乱れを作る可能性があります。
元々人と会うことに対してストレスを感じやすい人、何か苦い経験がある人(大なり小なり誰でもありますよね)、相手に良く見てもらいたい、評価されたいがために、取り繕っている人は、特に要注意かもしれません。
特に、新しい出会いの多い春、親しかった人との別れの季節です。知らず識らずに本来の自分とはかけ離れた姿になってしまっているかもしれません。
自律神経をどこでも手軽に整える方法とは?
では、交感神経過剰な状態を継続しないために、その場面場面でできる自律神経の手軽な調整方法はあるのでしょうか?ここでは自律神経を誰でも、どこでも、いつでも意図して整える、唯一の方法を紹介します。
「呼吸」だけがどこでも手軽に自律神経を整えられる
自律神経を整える方法は、結論から言うと「ゆっくり動作する」ということです。例えば「ゆっくり歩く」「ゆっくり話す」「ゆっくり食べる」など、動作全てに意図的な「ゆっくり」を取り入れれば、意識せずとも自律神経は副交感神経に優位に働きます。
しかし、歩く、話す、食べるなどは、「いつでも、どこでも、誰とでも」というわけには行きませんよね。きっとその時のあなたの周りには、友人や同僚、恋人や家族がいるはずです。もしいないのなら、そもそもあなたは強いストレスを感じていないはずです。
そんな周りに人がいる中であなただけ、ゆっくり歩いたり、ゆっくり話したり、ゆっくり食べていては、周りに対してあなた自身が迷惑をかけていると感じてしまうかもしれません。それだけでもあなたはストレスを感じてしまいますよね。つまり、これらは非現実的だということです。
ではどうすればいいかというと、この「ゆっくり歩く」「ゆっくり話す」「ゆっくり食べる」はなぜ自律神経を整えるのか?という点を考えれば解決できます。
なぜこれらが自律神経を整えるのかいうと、これらは全て「呼吸がゆっくりになる」という共通点があるからです。
例えば、早歩きなら息が上がりますよね。早口で喋ると呼吸を忘れていませんか?早食いしている時も、口に食べ物が常に入っているので、呼吸が苦しくなりますよね。もちろんその時も結果的に交感神経優位になっています。
つまり、これらを避け、呼吸をゆっくり行えば自律神経が整うということになります。そしてこれは、呼吸さえ整えば、自律神経も整うとも言えます。
正確には「過呼吸」など、息が乱れるということは、その時点でその人の自律神経上(精神面)の問題点があるのかもしれませんが、ここではあえて「対症療法」として、その場のあなたの状態を沈めるために、次の呼吸法を紹介します。
心を沈める呼吸法
具体的な方法は以下の手順で行なってください。
①姿勢を正して(座位でも立位でもOK)身体の中心に軸を作ります(頭のてっぺんから床までまっすぐな軸を作る)
②最初に鼻から息を吐き切ります
③4秒かけて鼻から息を吸います
④1秒呼吸を止めます
⑤8秒(〜16秒くらいまで慣れてきたら伸ばす)かけて鼻から息を吐きます
ポイントは、「鼻の先で空気の出し入れをしっかり感じ、その他のことはぼんやりと考える」くらいにするということです。無理に「無になる」必要はありません。いつでもどこでも取り入れて、心を沈める手助けにしてください。
自律神経を上手くコントロールしましょう
誤解がないように言いますが、自律神経の変動というのは、決して全てが悪い訳ではありません。そういった変動のおかげで我々は感情を持ち、人との交流を楽しむことができるのです。
もしそういったものがなければ、私たちは何の目的も、生きがいも自我もない人生になるでしょう。そうなってしまったら、せっかく人間として生まれたのに、楽しみが少なくなってしまいましすよね。この記事でいう「自律神経の乱れ」と「自律神経の変動」を混同しないようにしましょう。
それも踏まえて「自律神経の乱れ」というのは、交感神経か副交感神経のどちらかに過剰に傾き続け(多くの場合交感神経)、恒常性によって反動が起きた際に症状が出ていることを示しているので、ご理解ください。
つまり、交感神経に傾き続けた結果、その後に休息した際にどっと疲れが出る感じです。自律神経は常にシーソーのようにバランスを取っています。交感神経に強く傾くすぎると、次に副交感神経に傾いた際に、大きく傾いてしまうということです。
副交感神経に強く傾くと、血管が強く拡張されてうっ血状態になり、身体が重く、熱も出やすく、痛みなどの症状も強く出やすくなります。
スポーツの試合中(交感神経優位)にケガをしても全然痛みを感じなかったとしても、試合後(副交感神経優位)に痛みを感じるのは、交感神経によって放出されたアドレナリンの作用ですよね。
人の症状というのはほとんど、副交感神経に大きく傾く時に発生します。そして、副交感神経に大きく傾く原因を作っているのが、交感神経の過剰な興奮であるということです。
こういった自律神経のバランスの乱れを避けるために、今日紹介したような呼吸法をいつでも、どこでも取り入れて、ガス抜きをしてください。少しでもその傾きを和らげれば、症状は違ってくるはずです。
出張整体イマケンでは、吹田市、豊中市、箕面市、池田市、摂津市、茨木市、淀川区、東淀川区、旭区、守口市、寝屋川市などで、自宅にいながら本格整体を受けられるサービスをさせていただいております。
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